ジャイプルからプシュカル、プシュカルからウダイプル

ジャイプルからプシュカル(Pushkar)へ移動。走行距離158km。

ジャイプルあたりから気温が上がりはじめ、ラクダの姿を頻繁に見かけるようにもなった。暑い。プシュカルという街は小さな街。そして、今まで訪れたインドの街のなかでもっとも外国人旅行者の濃度が高い。東南アジアの観光地ばりの濃度だ。欧米人風が多い。旅行者が街に馴染んでいて、街の雰囲気も良い。

観光に来る目的とのんびりしに来る目的が、半々といった感じの街だろうか。こんな山を越え、谷を越えて辿り着くような小さな街にも、ヨーロピアンのおじさん、おばさんというのは普通にいる。日本人のおじさん、おばさんはまず来ないだろう。実際に見かけなかった。

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■山と山に挟まれてキレイです、Sikh Temple in プシュカル

これはプシュカルに限った話ではなく、ビッグネームの観光地では見かけるが、少しでもマイナーになると途端に見かけなくなる。対して、ヨーロピアンのおじさん、おばさんというのはだいたいどこにでもいる。なぜ、こうも差が出るのだろう。「サバイバル時代の海外旅行術/高城剛」という本にそのヒントとなる一文があった。抜粋してみる。

ファッション誌に関しては、日本人でもイギリス人でも、掲載されている服を買うという予定がなくても眺める習慣があります。しかし、旅行雑誌に対する態度は、日本とイギリスでは大きく異なります。イギリス人は、ファッション誌を眺めるように旅行雑誌を見て楽しみます。まずはそこからで、実際に旅行に行くかどうかとはあまり関係がないのです。

同じ島国ということで、イギリスと比較していますが、たしかに日本では、目的地が決まったあと、ガイドブックなり、旅行雑誌を買うことはあっても、行くか行かないかも決まっていないのに、それらの本を買うということは、あまりしないように思います。こういう読書習慣の差が、旅行スタイルに作用しているのかもしれません。

旅行スキルはヨーロピアンのほうが断然レベル上ですね。

—。

そして、プシュカルからウダイプル(Udaipur)へと進む。走行距離343km。

NH8をひたすら突き進む。暑いからといって、半パンをはいたのが失敗だった。太ももが真っ赤を越えて、一部むらさきにまで変化。日射し強し、確実に気温が上昇している。道中のNH8では、おそらくバイク旅であろう欧米人風を計4台、5人見かけた。3人組みと、1台での2人乗り。みなROYAL ENFIELD(ロイヤルエンフィールド)だ。インドでの外国人のバイク旅=ROYAL ENFIELDというのがお決まりなのだ。

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■ウダイプルまで288km。プシュカルはAjmer(アジメール)のさらに奥に位置する

それにしても、もう暑くてふらふらだ。ちょっと休憩と思って、Kelwaという街で水でも買おうと思いバイクを停めたら、後タイヤがパンクしてる。うおお、だりい。このままではもちろん走れない。

しかし、不幸中の幸い。水を買った店の3件となりの店がバイクの修理屋。ツイてないのかツイてるのか、わからん。釘ががっつり刺さってますね。なかのチューブまで突き抜けてて、チューブ新しいのに交換してもらって、ばっちり直してもらって、400ルピー(約800円)なり。

もう夕暮れ。夕日を右側に観測。ということは、進行方向は南だ、あってる。そんなこんなでウダイプルに到着。が、着いたはいいものの、中心地がどこかわからない。複雑に絡み合う路地と、凄まじい交通量で、もう自分がどこを走っているのか見当も付かない。「地球の歩き方」の地図はまるで役立たず。同じようなところを何度もぐるぐるぐるぐる。

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■絵になりますね、シティパレス in ウダイプル

テキツーに宿を見てまわるも、外国人宿泊不可の宿が多い。旅行者が集まる中心地に行けば、そんなことはないのだろうが、その中心地がわからないのだ。

そんななか、良さげな宿。部屋見してもらって、さらにディスカウントもしてくれて、「ちょっと高いけどもうここにしよう」と思い、さぁチェックインだで、外国人は泊められない?ああい?やめてくれ。嫌がらせ?お前は真性のド阿呆に違いない。もう夜の9時頃。

結局、「KAVERI PALACE」というホテルにチェックイン。1泊590ルピー(約1,180円)のチェックアウト9時のTax10%とか。バックパッカー的には完全にアウトな条件。中心地のゲストハウスに行けば、100ルピー台で泊まれるのだから。が、さすがにキレイ。でもな。

短期旅行ならともかく、長期旅行でしかも一人。こんなキレイさは必要ないんですよね、ってゆー。

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