ヴィエンチャンで感じる「バイリンガルなんて当たり前」

ハロン湾から帰ってきて、次はラオスの首都・ヴィエンチャンへ行くことにした。

地図を見て、その時の気分で「なんとなく」決めた、別に理由はなにもない。ハノイからヴィエンチャンへは長距離バスを利用し、運賃は16米ドル(約1,440円)で時間は22時間かかった。乗客はほとんど現地の人のようだ。そんな中で1人だけフランス人のバックパッカーがいた。マイノリティ同士。結束感が自然と生まれる。以前はこういう状況のとき、日本人が一人でもいると、かなり安心できたが、場所柄、日本人はもうレアな存在。そうなってくると、次は欧米人(英語が話せる人)ということになってくる。今では、欧米人が一人でもいれば「少し安心」と感じるまでになった。

そして、このフランス人から国境でナイス・ファイティングを見せてもらった。
ベトナム・ラオスのイミグレーションではともに、1ドルを要求される。おそらく、これはアンオフィシャルなものだ。不正請求がまかり通っている。そのフランス人は支払いを頑なに拒否したために、パスポートを返してもらえない。1ドルを渡さないと、パスポートを返してもらえないようだ。

ガラス窓をドンドンと叩きながら「It’s mine!」「Return my passport!」と叫び続けている。入国審査官は聞こえないフリをし、パスポートチェックの作業を黙々と続けている。そのうちに別の部屋から、責任者らしき人物が出てきて、そのフランス人と話し込む。

「ここは他とはdifferent systemで、everybodyは1ドル払う」と言っている。それでも、そのフランス人はまったく折れることなく、自分の意見を貫き通す。結局、そのフランス人の粘り勝ちだった。入国審査官は渋い顔しながら、無言でパスポートを差し出した。

「強え」と思った。そんな僕はやすやすと1ドルを払うのだった。

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■ヴィエンチャンの中心地を一望できる「パトゥーサイ」という名の凱旋門
入場料3000kip(約30円)で上まで行くことができる。ラオスに来て印象的だったのが、空が突き抜けるように青いことだ。空がこんなに青いと、なんだか心まで自動的にフレッシュな気分になってくる。こういう空、大好きだ。

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■ラオスのお坊さんと「パトゥーサイ」にて
彼らは熱心に日本語を勉強していた。そして英語もかなり話せている。外国語を身に付けようという努力の姿勢が感じられた。世界を周っていると本当に、バイリンガルなんて「当たり前なんだな」と思わされる。日に日に僕の中で「外国語を身に付けなければならない」という思いが強くなっている。

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■ヴィエンチャンにある「joma bakery cafe」
看板に書いてあるようにWiFi対応。利用料は無料。店内はラップトップ持参の観光客(欧米人)がほとんど。ヴィエンチャンにはWiFi対応のカフェがいくつもあるし、インターネット屋もあるのでネット環境にはそれほど困らない。インターネット屋の相場は1分100kip(約1円)。
僕はYouTubeに動画をアップ(http://www.youtube.com/user/masanoriach)しているので、インターネット屋よりアップをトライしてみるも、速度が遅すぎてちょっと非実用的。諦める。

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■ヴィエンチャンでよく食べたバゲット
ペプシとツナ・バゲットで21,000kip(約225円)。僕がよく通っていたこの店では、炭火で軽くバゲットをあぶっていた。香ばしくて、激うま。ラオスはフランスの保護国となり「仏領インドシナ連邦」に編入された歴史を持つ。そのため、フランスパンを街のいたるところで見かける。

■ヴィエンチャン(ラオス)の夕日が沈むメコン川

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■日本人の旅人・ゆうじと宿泊していたゲストハウスの前にて

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■宿泊していた「SABAIDY GUEST HOUSE」のドミトリー部屋
1泊20,000kip(約214円)だ。ベッドに横になって見える風景はいつもこうだった。

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