船で下関(山口県)から釜山(韓国)へ

「下関港国際ターミナル」というところでチケットを買う。クレジットカードで決済。カード付帯の海外保険を有効にするためだ。出発は19時で、翌朝8時30分に釜山に着くスケジュール。てっきり、乗客は日本人が多いのかと思ったが、そうでもない。韓国人が多い気がする。欧米人はそんなにいない。

■船で下関(山口県)から釜山(韓国)へ

2等室なので雑魚寝。いやいや、2日連続野宿の身としては、布団と枕があるだけで充分。お風呂もあるし。僕のこの旅は、資金にとにかく余裕がないので、知恵と勇気で資金難を乗り越えようという気持ちでいる。なので、夕食も翌日の朝食も船のレストランは利用しない。

夜はダイエーで買っておいた、せんべえに缶ビール(船内ではスーパードライが500mlで250円、安い)、朝はドーナツでやり過ごした。以前、1日1食玄米生活を送っていたので、この程度まったく問題はない。

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■手に持つ袋はダイエーで購入した食料など。下関港国際ターミナルにて

そして、釜山に到着。

街の外観は結構、都市ってる。繁華街に入ると、さまざまなショップや所狭しと並ぶ屋台。人々のトラフィック量も多く、てんやわんや、熱気がある。土着的な、アナログな熱気とでも言えばいいだろうか。熱気の所有権がその街に暮らす人々に直結しているような気がする。

繁華街を歩いていて、思ったのが若者のカップル数が、日本よりも多い気がした。食堂、ネットカフェ、屋台、宿などに行くが、日本語はまぁ通じない。テレビのチャンネル数は多く、FM局数も多いと思う。長押し自動選局ですぐにヒットする。韓国の人口は約5000万人。日本の人口は約1億2000万人。人口の比率から言っても、チャンネル数が多い、いや、日本が寡占気味なのだろうか。

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■釜山ではじめての食事は冷麺で、5500ウォン(約420円)。うまいが、くそ辛い

釜山では2泊し、ぼちぼちソウルに向かうことにした。

釜山からソウルまでの移動は、もっとも安上がりの高速バスで行くことにした。高速バスが出ているのは「釜山総合バスターミナル」であり、ノポドン駅に併設されている。ジャガルチ駅からノポドン駅まで電車で移動したのだが、40分ほどの乗車で1300ウォン(約100円)とくそ安い。

そして、高速バスのチケットは20900ウォン(約1600円)で所要時間は4時間30分。21時発なので、深夜1時30分という困った時間に到着することとなる、だから安いのだろう。便数(時間帯)は他にもたくさんあったが、これが一番安かったのである。

いざ、乗り込むとバスはがらがら。たぶん全体の2割も乗っていなかったと思う。運転が荒い、というか、とにかくとばす。このスピードでへぼったら、ただじゃ済まないだろう、怖い。常にごぼう抜き状態だった。徒競走みたいだった。たぶん薄利多売なのだと思う。回転数を上げると、運転速度も自動的に上がる。利潤追求主義は時として、人間の命の安全性よりも、利潤を優先してしまうのだ。

そんなことを思いながら、窓の外を眺めていると、ソウルの街であろう立派な都市の明かりが見えはじめてきた。

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