台東、尚武、東港

緑島から台東へ帰る船も相変わらずくそ揺れた。漁師というのはこんな環境で毎日仕事をするのだろうか。タフ過ぎるぜ、尊敬だ。台東に戻ったあと3泊ほど宿に泊まり安静に過ごした。体調を少し崩したのだ。肺炎の可能性があるように思う。病院に行ってないので詳しいことはわからないが…

というのも、台湾に来た初日に会った人が、その数日後、肺炎であることが判明し病院送りになっていたのだ。彼とは一緒にメシを食いに行ったりしたが、「咳と痰がしつこく出て、気分がダルい」と言っていた。で、僕もまったく同じ症状になってしまった。慣れない自転車旅と野宿の疲れで免疫力が落ちていたのだろう。

ま、3泊したらわりと元気になったので、台東を出て南進することにした。若いって素晴らしい。緑島と台東では、旅における天候と健康の重要さを改めて学ぶ。元気があれば何でもできる。

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■ライチ観変わるほど美味。日本で食べるライチ、あれ全部パチもん

宿の部屋で安静にしていたとき、テレビでNHKが入っていたのでよく見ていた。久しぶりに見る日本のテレビ。懐かしい。ほっとする。そんなふうに思ったのも束の間。なんてしょうもないことを流しているのだろうと思った。たぶん、毎日見続けているとそんなことには気付かない、いや、気付けなくなるのだろう。

テレビってこんなにレベル低かったんだ、って。逆にうれしかった。僕は19歳でテレビから足を洗っている。

あと、株と為替と天気とかさ。毎回毎回ダルくない?刻一刻と変わるもんなんだからさ、完全に向いてないよね。みずほナントカカントカの○○さんのコメント?1週間後の天気?それ当たるの?そんな、神のみぞ知る世界のこと、わざわざ毎回流す必要あるんすか?

なんか、久しぶりにテレビ見たら、そんなことばっか気になっちまった。うす。

台東を出て、省道9線をひたすら南進。省道9線から省道26線に切り替える。夕暮れ時。雨に降られ、風に吹かれながら。一部、道も悪い。未舗装でガタガタ。窪みに水がたまりぐちゃぐちゃ。しかも、野犬あり。それを抜けてしばらく走っていたが、まったく車とすれ違わないし、とにかく人けがない。不気味すぎる。

日はすでに落ちている。このままここで夜になったら、ヤバい。街灯なんてない。何も見えなくなる。嵐なのに。くそ不安になる。ってことで、猛ダッシュでリターン。結局、尚武という街まで戻りそこで宿をとる。こんな嵐でテントはキツすぎる。今日は10km以上がっつり返し縫いしてしまった。走行距離85km。

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■東隆宮の立派な門の下で雨宿り @ 東港

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■狛犬をズーム、カッコ良し

翌日、宿をチェックアウト。またしても雨。もう慣れたよ。近くのセブンイレブンで朝メシ。牛乳とパン。台湾のセブンイレブンには、店内で飲食できるスペースが必ずあるので、そこで食べていると、話しかけられる。

日本語を高校時代に勉強したという。1時間くらい話したかな。媽祖(Mazu:台湾でもっとも親しまれている神様・道教の女神)のストラップをもらう。出発間際にはレインコートも頂いた。ありがとうすぎる。うぃす。

省道9線で山越え。嵐のなか山越えとかハードすぎた。とにかく耐えて突っ走った。これにて、左サイド(台湾海峡側)に突入。これからは北上あるのみ。東港(Donggang)という街まで行く。相変わらず、ずっと雨。雨はホントないわ。小学校の体育館前にてテント設置。雨の日ってテントのなか湿度、地獄的。

汗がまるで滝で、それが冷えて寒かったり、でも暑かったり…
とにかく耐えて眠った。走行距離90km。

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■雰囲気ある「THE 中国」って感じの家 @ 東港

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