太魯閣、花蓮、瑞穂

早朝に起床。宿のご主人からは、あと3人ドミトリーに来ると昨日聞いていたが、起きてみると、泊まっていたのは僕ひとりであった。今着ている服を除き、手持ちのすべての服を昨晩洗ったわけだが、それらがちっとも乾いていない。Ericとは、「8時頃に宿を出発し、花蓮(Hualien)に向かおうか」と話をしていたが、どうしてもここで服を乾かしておきたかったので、Ericには先に行ってもらうことにした。

ここでお別れだ。ありがとう、Eric、台北でまた会おう!

空は澄みわたり、日はぐんぐん昇り、服はすぐに乾いた。宿をチェックアウトし、太魯閣を下る。とりあえず、花蓮に向かう。昨日来たときは、ほとんどが上り坂だったこの峡谷も、今日はそれが反対になるわけで、あっという間に下り終わった。

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■本日の自助餐!肉をチョイスすると値段跳ね上がります、90元(約270円)

夜。花蓮の南濱公園というところで、ひたすらノートに日記を書き付けた。ブログにアップするものだ。野宿生活をしていると、この夜になってから寝るまでの過ごし方が非常に難しい。日が出てるうちは前に進めばいい、わかりやすい。しかし、日が暮れてからは、正直これといってやることはない。帰る場所もない。

どういうふうにしてこの時間を過ごせばいいのかと、毎晩考えないわけにはいかなくなるので、実は、宿の部屋のなかでのほほんと思考停止してるよりかは、ずっといいのかもしれない。今日はひたすら日記を書いた。悪くない。

話し掛けてきたおじさんから、「テントを張って寝るのなら、ここよりもすぐ近くにある北濱公園のほうがいいよ」とアドバイスをもらったので、移動。深夜12時頃。ライトアップされた公園内のビーチバレー場では大学生風の男女が汗を流している。そんな光景を横目に、暗闇のなかテントを張り、寝た。走行距離55km。

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■台湾は本当にジューススタンドが発達しています @ 南濱公園の夜市

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花蓮から南下するときには大きくわけて2つのルートがある。花東海岸公路(省道11線)と花東縦谷公路(省道9線)である。海側を走るのか、山側を走るのかという選択だ。なんとなく、山側の方がたくさん温泉ありそうじゃね?ってことで、花東縦谷公路で南下することに決めた。

台湾はどうも温泉地がたくさんあるようだ。テントで寝泊まりし、自転車で台湾各地を旅する者にとって、このことはものすごく都合が良い。宿に泊まらなくても、温泉+テントの組み合わせで結構いける。野宿生活の弱点を温泉で解消できる。

そして、本日は花蓮から、その花東縦谷公路を使い、瑞穂(Ruisui)という街まで進んだ。この街も温泉地である。たくさんある温泉施設のなか、もっとも代表的な感じの場所に行ったのであるが、これがものすごくイマイチであった。大浴場にお客は誰ひとりとおらず、葉や虫などのゴミが浮き、温度もぬるすぎ。

この温度感がデフォルト(基準値)の温泉なのだろうか。湯に浸かっていても不快なだけなので、せっかく来たのに利用はほとんどシャワーとか。

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■個性的な色合いはグッドですが、いかんせん温度が… @ 瑞穂温泉

そのあと街の中心地であろう駅へと向かったが、この瑞穂という街はかなり小さな街のようだ。テントを張るのにお手頃な場所が見つからない。焦る。人がいすぎるような場所はもちろんダメなのだが、人の気配がまったく感じられないような場所もこれはこれで、お化けが出そうでダメ。なかなか難しいのだ。

結局、公民館というか市役所というか、そんな感じの場所を見つける。すぐ近くに公衆トイレと水場もある。この2つが近くにあることは非常に重要なことなのである。それにしても、夜中にテントを広げて骨を通して作っていると、なんだか、ものすごい悪さをしている気分になる。人の気配があったり、車が通ったりすると、作業を止め隠れたくなる。

別にテント作ってるだけなんだけど、本当そういう気分になるんですよねぇ。走行距離78km。

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