ムンバイで3回警察にゲットされる

ダマンではいくらでもお酒が飲めたが、結局ひとくちも飲まなかった。

ダマンの次は大都市・ムンバイ(Mumbai)へ。NH8をひたすらに進み、走行距離224kmで到着。ムンバイは海に突き出た半島のような形をしているが、昔は7つの島々だったらしく、それを埋め立ててできた街だ。たしかに橋が多い。ということは、中心部に向かうには、東京のお台場へ行くときのように、正しい橋や道を通って行く必要があり、土地勘のない僕は鬼のように迷いまくりまくった。

townview-mumbai
■ムンバイの中心地を遠望、あそこに行きたいんですが…

その上、相変わらず交通量はハンパなく、それに加えて、交通ルールがしっかりしてきた。「ヘルメット着用、運転中のケータイ禁止、むやみにクラクションを鳴らさない」などの看板を目にする。そして、枯れ葉色の服着た警察がばんばん違反者を捕まえている。意外にもほとんどのインド人はものすごい素直に、警察の指示に従っている。

僕もムンバイで3回警察にゲットされた。「はい、ちょっとこっちに来なさいー」みたいな。バイクで入っては行けないところを走ってしまったらしい。そして罰金を要求される。すべて100ルピー(約200円)の罰金だった。うち2回は外国人ということで見逃してくれたが、1回は払わないと国際免許証返さないぞ、みたいな雰囲気だったので、払うしかなかった。

今までとは違う。今までは交通ルールなんてものはないに等しかった。大都市に入ってはじめて規制を感じた。大都市って行きづらい(生きづらい)。

大きすぎる街、ものすごい渋滞、ウザいポリの三重苦で、来た道もどって、もうムンバイから脱出して他の街に移動しようと思ったぐらいだが、それはそれで、またかなりの時間がかかるので、テキツーにそこらへんのホテルにチェックインした。とにかくイライラした。

lonavla-station
■このくらいのサイズ感がいちばん利用しやすいですよ @ Lonavla Railway Station

うすうす感づいてはいたが、「バイク旅では大きな街に行くべきではない」ということが、ムンバイで確信に変わった。そもそも、バイクの有利性はどこにでも・いつにでも行けることであって、ビッグネームの都市には、もちろんバスや鉄道がたくさん入っているので、わざわざバイクで行く有利性は薄まる。

バスや鉄道で行くには不便な場所に行って、はじめてバイクの有利性が際立つわけで、他の交通手段と比べた際のそういう観点から見ても、やはり、「大きな街に行くべきではない」というのはバイク旅のキーポイントではないだろうか。

ムンバイはインドの発展の中心地。中心地に行けば、それなりに興味深いエリアがあったはずだが、それよりももう、ここから脱出したい気持ちのほうが、強くなってしまい、ムンバイはただの経由地となるのだった。

そして、次の日の朝出発。またしても迷いに迷いまくって、結局ムンバイを脱出するのに4時間もかかってしまった。おそらく、渡らなければならない正しい橋がいくつかあるのだが、それがわからず何度もぐるぐるぐるぐるした。凄まじい渋滞のせいで、正しい橋を見逃すと、またそこに戻ってくるのに時間がかかりまくるのだ。もうとにかくゲーム・オーバーしたかった。まじ大都市ファック。

—。

日が暮れ始めたので、Lonavla(ロナウラ)というところで宿をとることに。小さな街。少しバイクを走らせればすぐに街の全体像がわかるこのサイズ感。小さな街って行きやすい(生きやすい)と実感。

ムンバイからLonavlaまで進んで、走行距離214km。

shoppingmall-lonavla
■ハイセンスな建物を見ると、妙に安心します。ショッピングモール in Lonavla

masanoria_336